Daily life of pet

2007年01月18日

ここだけの、恥ずかしいお話(担当VT 三丸)

皆さん、明けましておめでとうございます!!
とうとうお正月も終わってしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしたか?
吉田AHでは、沢山の入院患者やお預かりの子達の世話、緊急手術などなどで、テンヤワンヤなお正月でした・・・。

そんな中、看護士の私としたことが!!
なんと愛娘“こころ”を入院させなければいけない事態を招いてしまったのです・・・
070118ココロ.JPGタイクツ・・・・・

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事件は真夜中に起こりました、、、、

いつもは、犬達が口にしてはいけないものをしまってから床に就くのですが、その日はついウトウトと何もせずに寝てしまいました。
午前3時、ふと目を覚ますと・・こころが私の鞄に頭を突っ込んでモゾモゾしていました!!
慌てて叱り、周りを見渡すと鞄に入れておいた鎮痛薬《EVE》が食べられていました!!!
070118EVE.JPG
しかも、ちゃんとシートから中身だけだして食べてたんです(´〇`;)
数えてみると、8錠分の空シートがありました。シートごとなら、内視鏡で取ることも可能だったかもしれませんが、薬だけを飲んでいたので、吸収されるのも時間の問題です。

   [[突然Dr.X です]]
   時間の問題でも緊急の対応が必要でしたね、三丸さん!
   夜間緊急診療にて鎮痛剤の誤食による死亡を多く診察しますよ!!
    夜間に対応している施設をいくつか紹介しておきます
    「吉田動物病院夜間緊急診療」 うちんとこです。
    21:00~23:00 TEL090-1675-4402
(ブログ公開初日に番号を間違えていました、すみませんでした。訂正済です)
    「南京都夜間動物診療所」 http://www.fsinet.or.jp/~nac/
     22:00~2:00 TEL0744-44-3139
    「北摂夜間救急動物病院」 http://heah.ceo-jp.com/
    20:00~3:00 TEL 072-730-2199
     「ネオ・ベッツERセンター」 http://www.neovets.com/yakan/
    21:00~5:00 TEL 06-6977-3200

しかも、ハイジとこころ、どっちがどれだけ飲んだかもわかりません。かなり動揺しました。
そして翌日午前12時に、こころに嘔吐と血便の症状がでました。
病院に連れて行き、そのまま即入院です・・・。点滴、内服・・・を続け、幸い何の問題もなく2日目に退院の許可がでました♪♪
今回はたまたま運良くとしか言いようがありません。死に至ることも多くあるそうです。
 今回の事件を通して、つくづく“薬って恐い”と思いました・・・というか、そもそも片付けせずに寝てしまった私が一番悪いんですが・・・。
私達人間が普段何気なく服用している薬の中には動物たちにとって有害なものが多々あります。
たまに、“○○○を4分の1錠飲ませたら・・・”というようなことを耳にします。しかし、何も無いのはあくまで『たまたま』であって、もしかするととんでもない結末を引き起こすかもしれません。“この薬は大丈夫だろう”と自己判断せず、まずは動物病院に確認してくださいね。
可愛い我が子のためです☆

070118成分.JPG

《イブプロフェンについて》
①食べてしまった後の吸収は速やかで完全です。
②肝臓で分解されて、尿中に排泄されます。
③体重1kgあたり50mgを反復して内服すると食欲不振及び中程度の胃刺激を起こします。
 体重1kgあたり100mgの内服では中程度から重度の中毒症を起こし、主に胃腸徴候を示すがうまく治療すればなんとか回復できる。
 体重1kgあたり300mgの内服では急性中毒症が起こり、死亡に至る腎壊死(鎮痛薬腎症)がおきます。
 (猫は犬に中毒を起こす投与量のおよそ半量で症状がでます)
④初期の症状は食欲不振・嘔気・嘔吐・腹痛です。中毒を起こした動物は元気がなくなり、眠そうにすることもあります。続いてふらつきがひどくなったり、極端に元気がなくなり、意識がなくなってきます。
⑤胃潰瘍の結果として黒色のタール状便が排泄されます。
⑥非常に高い投与量を与えると急性腎不全がおこり尿をつくることができなくなり、尿毒症にて死亡します。

投稿者 yoshidaac : 2007年01月18日 19:57

コメント

こころちゃん、ほんとにほんとに大事に至らなくて良かったですね(ノω・、)
お薬は人間同士でも、同じ症状でも、同じ薬を飲んだら思いもよらぬことが起こったり、
逆に悪化させてしまったり。
「これで良いんじゃない?」の判断は本当に怖いですよね・・・。
まして動物にはやはり毒ですよね。
我が家でも、チビ達が行動する床と、
ジャンプしたりよじ登れる範囲に物を置きっぱなしにすることは厳禁になっています。
飼い主の気をつけなくてはいけないことはホントに沢山ありますね・・・

そういえば・・・
眼科に勤めていた頃、業者さんの勉強会で
新薬の試薬(テスト)はウサギの目でしているように資料に書かれていて
とてもショックを受けた覚えが・・・(--;
たとえ白内障でも結膜炎でも、我が家のウサギ達に同じ点眼薬をさす勇気はありません・・・。

投稿者 紫苑 : 2007年01月19日 05:50

紫苑さん
コメントありがとうございます

鎮痛剤、風邪薬などはほんとに怖いです。
あとは、塗り薬なんかでも死亡にいたるケースを経験しています。
「薬」と名の付くものは十分注意してください。

投稿者 ブログ管理人Dr.X : 2007年01月19日 18:52

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